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「抗NMDA受容体脳炎」と闘った女性と家族の絆

クロエ・グレース・モレッツが、原因不明の病と闘う実在の女性を演じる映画『彼女が目覚めるその日まで』が12月16日より公開となる。

原因不明の病と闘った一人の女性と生きる希望をつないだ家族の絆

彼女が目覚めるその日まで

憧れのニューヨーク・ポスト紙で働く21歳のスザンナ・キャハラン(クロエ・グレース・モレッツ)は、1面を飾る記者になる夢へと突き進んでいた。付き合い始めたばかりのミュージシャンの恋人スティーヴン(トーマス・マン)を両親に紹介し、仕事も恋も順調だ。ところが、“それ”は突然やって来た。物忘れがひどくなり、トップ記事になるはずの大切な取材で、大失態を犯してしまう。幻覚や幻聴に悩まされて眠れず、遂には全身が痙攣する激しい発作を起こして入院するが、検査結果は「異状なし」。日に日に混乱し、会話も出来なくなったスザンナを見て、精神科への転院をすすめる医師たち。だが、両親とスティーヴンは、スザンナの瞳の奥の叫びを感じていた――

彼女が目覚めるその日まで

映画『彼女が目覚めるその日まで』は、仕事にプライベートに、最高に充実した人生を送っていた女性が、ある日突然発祥した原因不明の病と闘うこととなった実話を元に映画化した作品。患者であるスザンナ・キャハラン本人が、発病から回復までの壮絶な日々を書いた闘病記「脳に棲む魔物」は、2009年にニューヨーク・タイムズのベストセラー・ノンフィクション部門で1位を獲得している。

彼女が目覚めるその日まで

本作で主人公が侵される病は、2007年に「抗NMDA受容体脳炎」と特定された病気で、『エクソシスト』のモデルになった実在の少年の臨床像そのものと指摘されている。本作では、世界で217人目の患者となったスザンナ・キャハランの7ヵ月に渡る闘病生活と、彼女を支え最後まで生きる望みをあきらめなかった家族の勇気を描く。

彼女が目覚めるその日まで

ハリウッドのスター女優シャーリーズ・セロンがプロデュースに乗り出し映画化が実現、主演は『キックアス』ヒットガールで一躍ブレイク、女優としてのキャリアを着実に積み、美しく成長したクロエ・グレース・モレッツ。さらにその恋人役を『キングコング:髑髏島の巨神』のトーマス・マンが演じるほか、『マトリックス』のキャリー=アン・モス、『ホビット』のリチャード・アーミテイジ、『ゴーン・ガール』のタイラー・ペリーら豪華俳優陣が脇を固める。監督・脚本はジェラルド・バレット。

彼女が目覚めるその日まで

実在の主人公であり、本作の共同プロデューサーを務めたスザンナ・キャハランは、「当時を思い出して、何度も胸が苦しくなりました。特に、恋人や両親のシーンを見るのは特に辛いです。でもこれは映画というエンターテインメントでありながら『抗MDA受容体脳炎』という病気に対する意識を喚起するものにもなるので、多くの人を助ける映画になることを確信しています」と語っている。

映画『彼女が目覚めるその日まで』は2017年12月16日(土)より、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー。

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(C)2016 On Fire Productions Inc.

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