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トランスジェンダー女性が挑む「私らしく、私を生きる。」ための闘い

トランスジェンダーの女性が、自分らしさを守るための闘いに挑む姿を描く映画『ナチュラルウーマン』(原題:Una Mujer Fantástica/英題:A Fantastic Woman)の予告映像が解禁となった。

「私らしく、私を生きる。」

チリ、サンティアゴ。トランスジェンダーでナイトクラブのシンガー、マリーナは歳の離れたボーイフレンドのオルランドと暮らしていた。マリーナの誕生日を祝った夜、自宅に戻ると突然オルランドの意識が薄れ亡くなったことで、マリーナは思いもかけないトラブルに巻き込まれていく。それでもマリーナは女性として生きていく権利を胸に、自分らしさを守るための闘いに挑むことを決める――

ナチュラルウーマン

映画『ナチュラルウーマン』は、『グロリアの青春』でパウリーナ・ガルシアにベルリン国際映画祭主演女優賞をもたらしたチリの俊英セバスティアン・レリオ監督の最新作。どれほど揺るぎない絆を結んでいても法で守られていないパートナーシップの社会的脆さや、ジェンダー・アイデンティティを拒絶する人々の心理を描き、マイノリティと呼ばれる人々への不寛容な空気に一石を投じる作品だ。

逆境の中でもありのままに生きようとするヒロインを演じたのは、自身もトランスジェンダーである、歌手のダニエラ・ヴェガ。そのほかフランシスコ・レジェス、ルイス・ニェッコらが脇を固める。先日発表となった、第75回ゴールデン・グローブ賞で本作は外国語映画賞にノミネートされ、そのほかにも「ナショナル・ボード・オブ・レビュー外国語作品TOP5」などにも選出されるなど、注目が集まっている。

ナチュラルウーマン

解禁となった予告映像では、恋人であるオルランドの急死により、絶望の淵に立たされるマリーナの悲痛な姿を捉える。最愛のパートナーを失った悲しみの最中、警察からは身体検査を強要され、オルランドの息子や血縁者たちはマリーナを街から追い出そうと攻撃する。元妻からも「お通夜にも葬儀にも来ないで」と拒否されるマリーナだったが、愛する人に最期の別れを告げたいという切なる想いが彼女を突き動かしていく。

南米アルゼンチンを旅するゲイカップルを描いた、ウォン・カーウァイ監督作の名作『ブエノスアイレス』を想起させるような”イグアスの滝”の映像。さらに、人生の”向かい風”を象徴する嵐の中を歩いていくシーンは、ラテンアメリカ独特のマジックリアリズム的世界観に溢れ、印象的だ。自分を肯定しながら凛と生きるマリーナの姿が美しく、「私らしく、私を生きる。」という力強いメッセージに溢れた予告映像となっている。

映画『ナチュラルウーマン』は2018年2月より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー。

(C)2017 ASESORIAS Y PRODUCCIONES FABULA LIMITADA; PARTICIPANT PANAMERICA, LCC; KOMPLIZEN FILM GMBH; SETEMBRO CINE, SLU; AND LELIO Y MAZA LIMITADA

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